琥珀の夢・上巻 ◎書名
琥珀の夢(上巻)
◎著者
伊集院静
◎出版社
集英社
◎出版年月日
2017/10/05
◎サイズ
四六判/344ページ
◎定価
本体1600円+税
◎ISBNコード
ISBN978-4-08-771123-3
 
 

解説
松下幸之助が商いの師として敬愛した男。サントリー創業者・鳥井信治郎の戦い
〈大阪船場、丁稚奉公編〉
明治12年1月30日夜明け。大阪船場、薬問屋が並ぶ道修町に近い釣鐘町で一人の男児が産声を上げた。両替商、鳥井忠兵衛の次男信治郎、後に日本初の国産ウイスキーを作り、今や日本を代表する企業サントリーの創業者の誕生であった。次男坊の宿命で信治郎は13歳で薬種問屋小西儀助商店に丁稚奉公に入る。小西商店では薬以外にウイスキーも輸入して扱っていたが、儀助は国産の葡萄酒造りを考えていた。しかし当時の葡萄酒はアルコールに香料など様々なものを混ぜ合わせた合成酒。信治郎は夜毎、儀助と葡萄酒造りに励んだ――。

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